縄跳びもできなかったボクサーの挑戦
先日、杉田ジムの元プロボクサー小島辰哉がジムに顔を出してくれました。
辰哉は2024年9月の試合を最後に引退。その後は生まれ故郷の滋賀県守山市に帰り正社員で働いています。
およそ一年半ぶりの再会でしたが、筋トレが趣味らしく、身体は一回り大きくなっていました。
会員さんとマスボクシングをやってもらいました。ブランクを感じさせない動きでした。
辰哉は『プロ志望』で入門したものの、縄跳びもろくにできないほどで、初めてやったスパーリングでも、相手は中学生てしたが打ちのめされました。
「プロになるのは厳しいかも…」と思ったのは僕だけではないはずです。
でも彼は、毎日熱心に練習して少しずつ上達しました。
プロテストは一発合格。デビュー戦は惜しくもドロー。その後3戦して勝利には恵まれませんでしたが、毎回ガッツあふれる戦いで、会場が盛り上がる試合をしてくれました。
辰哉にはたいした指導もできませんでしたが、こうして引退しても訪ねてきてくれることは本当に嬉しいことでした。
ボクシングは才能がある人だけのものではありません。
辰哉は決して器用な選手ではありませんでした。でも、誰よりも真面目に練習を積み重ね、プロボクサーになる夢を叶えました。
勝敗だけを見れば華々しい戦績ではなかったかもしれません。しかし、彼が積み重ねてきた継続力や挑戦は本物です。
人は結果だけで評価されるものではありません。その過程や生き方、人とのご縁が人生を豊かにしてくれるのだと思います。
辰哉との再会で、そんなことを改めて感じた一日でした。


