吾輩はぼっこである

僕は32年前に畑中ジムに入門し、
翌年プロ第1号としてデビュー。
11年で35戦、
それなりの結果を残したとおもう。

でも現役時代、
「お前はぼっこだ」と、
畑中会長によく罵倒された。
引退して20年、
いまだに言われることもある。

畑中会長の言う〝ぼっこ〟とは、
「ポンコツ」とか
「ショボい」といった
意味が込められている。
そう言われるのがずっと嫌だった。

でも、このまえ気付いた。
「俺はぼっこでいいんだ」と。

ぼっこであることを認め、
無能だと受け入れることができた。
もっと早く気づきたかった。

「自分を卑下してはいけない」とは、
よく言われることだけど、
僕にとっては、
ぼっこを認めることのほうが大切だった。

自分の無能さを認めることの大切さ、
畑中会長はそれを教えたかったのだろうか…。

つぎ、畑中会長にぼっこだ言われたら、
「はい、ぼっこです!文句ありますか!?」と、
32年越しのカウンターを喰らわせてやろう(笑)