【倒し倒され】小田心斗、最初で最後のリング

5月25日(日)小田心斗のデビュー戦が行われました。
第1ラウンド開始早々にダウンを奪い、あと一発当たればKOできるほどの場面もありましたが、正確性に欠けて空振りが多くなり、逆に残り30秒ほどで倒されてしまいました。そのままカウントアウトされ、KO負け。本当に悔しく、惜しい敗戦でした。

試合後、右手が腫れてきたため病院で診察を受けたところ、右手親指の付け根を複雑骨折していることが判明。6月の初めに手術することも決まっています。医師からは「今後、パンチを打つことはできない」と言われ、残念ながらこの試合をもって引退することになりました…。

デビュー戦という緊張する舞台で、あれだけ思いきったパンチが打てるのは、本当にたいした度胸です。そして、試合終了直後に「負けたけど、楽しかったです」と言ってくれました。その言葉に、救われた思いでした。この経験を、次のステージで必ず活かしてくれると信じています。心斗、本当にお疲れさまでした。


杉田ジムは、これで10連敗。でも、たとえ結果に恵まれなくても、選手を信じ、笑顔を忘れずやっていきます。次は8月、大阪で吉原圭亮の試合があります。大阪のリングで、圭亮が魅せてくれると信じています。