拳友との再会 ― あの頃のライバルと
11月1日と2日、 1998年7月に日本の頂点を懸けて拳を交えた金内豪さんと再会しました。引退後、それぞれの道を歩み、10年ほど前にも一度顔を合わせる機会はありましたが、今回はまた特別でした。
金内さんは現在k&k.ing Boxingジムの会長として選手を育てています。 そして今回、その選手を連れて杉田ジムへ出稽古に来てくれました。かつての対戦相手が、今は同じ立場として再び向き合うことになり、お互いがお互いの選手のミットを持ち合うという機会に恵まれました。感慨深いものがありました。


練習後、ジム近くの郷土料理屋でボクシングビート誌『拳友再会』の対談取材がありました。実際の記事を見ると、僕が喋ってる場面がほとんどない…笑。確かに僕は防戦一方で頷いてた程度でした。でもなんか、本当に心地良い時間でした。

あの試合、あのタイトルマッチ、勝った負けたより、ひょっとしたら〝どういう想いで戦ったのか〟〝どういう想いで練習してきたのか〟が、一番重要なことだったのかもしれません。お互いいろんなものを背負って戦ってました。一進一退の戦いでどちらが勝ってもおかしくない試合でしたが、その想いはお客さんにも伝わったと思います。
ボクシング、やっぱり最高だなぁ。


