軽いサンドバッグ、侮るなかれ!

「パンチ力やテクニックをつけるなら、重くて大きいサンドバッグが効果的」
そう思っている人は多いかもしれません。 でも僕は、軽くて小さいサンドバッグのほうが優れていると思っています。その理由は、大きく2つあります。

☆軽いサンドバッグはよく揺れるため、「距離」「タイミング」「角度」など、正確にパンチを当てる感覚が自然と身につく。

☆重いサンドバッグはその場で打ち込む意識が強くなるが、軽いものは「ステップワーク」「ボディワーク」を使う必要があり、ディフェンスや動きの練習にもつながる。

つまり、軽いサンドバッグは「パンチの精度」や「身のこなし」を高めたい人にとって優れたツールとなります。もちろん、重いサンドバッグが不要というわけではなく、 目的に応じて使い分けることが大切だと考えています。

現在、杉田ジムには重いサンドバッグが3基、軽いサンドバッグ(赤)が1基、さらにタイミングバッグも1基あります。

パンチ力よりも「タイミング」「距離」「角度」「感覚」の精度を上げることを重視したいので、今後は重いサンドバッグを減らし、軽いサンドバッグを増やすことも検討しています。

軽いサンドバッグを自在に使いこなせるようになれば、技術の習得や新たな気づきがあるかもしれません。選手、会員の皆様には是非使いこなせるようになってもらいたいです。