人の得意、僕の得意
眼鏡屋が補聴器も扱っているのをよく見かける。おそらく高齢者が多く来店するため、サービスとしては理にかなっているのだろう。でも、本来は補聴器の専門業者の仕事であり、その業種の仕事を奪っていることにならないか…と考える。連携しているのであれば問題はないけど、「自分のところさえ潤えばいい」という考えだとしたら、問題があるのではないか…。
昔から、「文武両道」がよしとされ、勉強もスポーツもどちらも優れている人物を目指させようとする。でもそれが本当に良いことなのか、子どもたちの幸せに繋がることなのか、社会のためになることなのか…と疑問に思う。
人には得意不得意がある。自分は得意なことをして、苦手ことは人に任せる。苦手というのは欠点ではなく、誰かの得意を生み出すきっかけになる。そんな在り方のほうが、毎日穏やかに愉しく暮らせるんじゃないかとおもう。
〝文武両道より、文武自由〟
苦手なことは他人に任せて、自分は好きなことや得意なことを活かす。そんな生き方こそ個人の幸福だけでなく、ひいては世の中全体を円滑に回す力になると思う。
杉田ジムにはフィットネスマシンはない。 ボクシングに特化したシンプルな空間。 ダイエット、健康のための会員もいるけど、ボクシングのトレーニングでそれを実現してもらいたい。マシンを利用したダイエットなんかはフィットネスジムにお任せだ。
だって、僕の好き、僕の得意はボクシングだから。
